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昇格論文で落ちる理由~立場が影響~

time 2021/04/19

昇格論文で落ちる理由~立場が影響~

昇格試験は、その会社によって重きの置き方が異なる。

「形だけ」の試験で、よっぽど「ん?」となる小論文やケーススタディの回答でない限りはたいていは合格(昇進)する場合もあれば、かなり厳正な審査をしたうえで昇格の是非を決定する場合もある。

いずれにしても、昇格試験そのものがカンタンなものでないことは間違いないのだが、出題内容によってはフェアじゃないなと思うこともある。

 
たとえば、

会社の利益向上のための施策について、所属する部署およびあなたの立場でできることを述べよ

という趣旨の小論文の設題が出た場合、所属する部署と自身のポジションによって、小論文の厚みが違ってくる。

 
当社にいただいた事例1
「メーカーの支店勤務のお客様」

このお客様の場合、本社には支店の管理部門があって、昇格試験は支店の管理部門も支店勤務のお客様も同じ条件で昇格試験を受けるというのだ。
設題には「所属する部署およびあなたの立場でできること」とあり、自身の業務領域から外に出た内容に言及するのは、(一応は)はみ出た行為となる。

とは言え、支店の管理部門と支店とでは、いわゆる「マネジメントする側」と「現場」であり、「所属する部署およびあなたの立場でできること」にかなりの差がある。会社はこのことを分かった上で採点してくれればよいのだが、そうでない場合は小論文を作成する前から差がついてしまっており、当然、現場のほうが不利だ。

 
当社にいただいた事例2
「旅行業界の営業部門のお客様」

このお客様の場合は、より難しい立場だった。
コロナ禍により旅行業界が壊滅的打撃を受けていることは周知の事実。お客様が所属する旅行会社でも、売上前年比▲98%という散々な業績になっていた。逆を言えば2%はどのように獲得したのか知りたいくらいだ。

この会社の昇格論文のお題は、以下のようなものだった。

「コロナ禍において、来期以降の売上向上策を提示せよ」

来期というのは2021年4月期以降のこと。
つまり、コロナが収まっていないなかで、売上向上策を示せというのだ。

まったく先が見通せない状態で、売上前年比▲98%の水準が今後も続くことがほぼ確定している状態で、一部門のアイデアや施策のトライ&エラー、血のにじむような努力で「どうこう」なる問題ではなく、これは事業再編も含めた会社マター、役員マターになってくる。
営業部門としてできることを上げても、結局、オンライン会議を用いて出張費を削減するなどの小手先レベルの施策しかなく、この設題に対し、適切に答える材料をお客様はもとより営業部として持ち合わせていない。

 
この種の所属部署や自分のポジションによって小論文に書ける範囲が限定され、それが合格・不合格に影響してしまうのは、大変悔しい。残念ながら落ちる理由になってしまっていることも事実だ。

 
やりようは、ある。

では、まったくやりようがないかと言えば、そうでもない。

それは、人材育成(人材マネジメント)に言及することだ。

どの部署であれ、どのポジションであれ、あるいは自社がどのような状況であれ、人に関わる問題・改善点はかならずある。しかも人の育て方やマネジメントの仕方は「これが正解」という唯一のものはなく、また、そもそも極めて難しい部分であるため、なんとでも表現することができる。

現に、昇格論文において、人材育成(人材マネジメント)が題材になることが多い。それだけ問題をはらんでいる領域であり、この部分の改善が業績向上に資することを会社側は知っているからだ。

もちろん、人材育成(人材マネジメント)に言及すれば合格に近づくというわけではないが、少なくとも上記の事例のような、「それ、できることが限られているんですけど・・・」という状況をかわすことができる。

ぜひ一度、考慮に入れてもらいたい。

もし自分で作成することが難しい場合は、当社で作成を行なっている。

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朝日新聞に掲載されました。
ずいぶん昔の、弊社の別業務のことが中心なのですが、2006年当時、志望動機の作成業務を行なっていたことがうかがえ、弊社の歴史をお感じいただけると思います。