「お子さんの特技はなんですか？」。特技というと、スポーツや楽器ができることを連想してしまいがちですが、今回は豊富な知識を特技として据えた例文です。今できることに加えて、そこから見えてくる将来にも目を向けている親御さんの思いを綴っています。
息子の特技は、海の生き物に関する知識を豊富に持ち、それを暗唱できることです。二年ほど前に初めて水族館に連れて行ったことをきっかけにして、強い興味関心を持ち始め、図鑑を買いそろえたり、図書館に通ったりして熱心に本を読みふけり、今では私どものほうが「今の旬のお魚はこっちだよ」と息子に教わるほどとなりました。
なんにでも興味を示す年頃で、目新しいものに惹かれる一面もございますが、それは息子の中の強い探求心の現れであると思いますし、彼の中での一番はやはり海の生き物であることに変わりはなく、一途に、ひたむきに知識を得ることを続けています。この根気強さと探求心は、これから息子が多くの物事に触れるなかで、学びを深めるための大きな助けになると感じております。
また、彼にはすでに「大人になったら自分で水族館を作りたい」という夢があり、自分で未来予想図という名の館内マップを嬉々として作成しています。楽しいと思えること、好きだと思えるものに対して注ぐことのできる情熱は、掛け替えのないものです。きっと息子の道しるべとなって、夢の実現へと続く道を照らしてくれるものと思っております。
※著作権で保護されています。
表現の仕方には、技術とコツが必要です。
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