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幼稚園願書 短所「落ち着きがない」を短所でなくす書き方

time 2020/05/04

幼稚園願書 短所「落ち着きがない」を短所でなくす書き方

幼稚園の願書の書き方シリーズ「私たちならこうする」

今回は、

「落ち着きがない」を短所でなくす書き方

です。

 
幼稚園の受験だけでなく、小学校受験の願書の項目でもよく見かける、「子供の長所と短所」。

長所を書くならまだしも、短所はあまり書きたくないなあと思うのが親心ですが、園側・学校側としては、どのような意図で短所を知りたがっているのでしょうかね。

長所を伸ばしたほうが教育としては良いのではないか、というのは親や第三者が思うところかもしれません。

 
さて、今回のテーマは、「落ち着きがない」です。

一般に、「落ち着きがない」という性格・特性は、短所の部類に入ります。

とはいえ、素直に、「我が子は落ち着きがないので、それを直していかないといけない」と書いてしまうと、身もフタもありません。

たしかに、「落ち着きがない」は、実態としては短所ではありますが、表現の仕方で、短所の色合いを薄くする、あるいはなくすことができます。

 
「落ち着きがない」をもうちょっと突き詰める

ひとくちに「落ち着きがない」と言っても、その言葉から受ける印象は幅が広いため、もうちょっと突き詰めほうがいいですね。

たとえば、良く走り回っている、集中力がない、ひとところに留まっていられない、そわそわしている、など「落ち着きがない」を少し分類分けすることで、お子様がどれに当てはまっているのかを明らかにすることができます。

 
ネガティブに捉えれば、それは単なる短所

本来が短所であるものを、本来通りにネガティブに捉えれば、「単なる短所」の域を出ませんので、無理やりにでもポジティブに捉えます。

お客様がご自身で表現するのは、もしかしたら難しいかもしれませんが、コツとしては、「無理やりポジティブに捉える」のが重要です。

・「残暑で体がキツい」ではなく、「この暑さもあと少しなので楽しむ」
・「髪の毛がぼさぼさ」ではなく、「ワイルドな髪形」
・「部屋が散らかっている」ではなく、「ありのままでいたい」

です。無理やりにもポジティブに捉えるのが重要です。

上記の「よく走り回っている」という落ち着きのなさを見ればどうでしょう。ポジティブに捉えれば、

・一か所にとどまっているのが、もったいないと思っているようだ。
・とにかく元気いっぱいで、毎日、いつも楽しそう。
・今は兄弟、近所の友人と元気に体を動かすことに喜びを感じている。

といったところでしょうか。

 
短所は改善点・ポテンシャル(可能性)になる

このように、無理やりにでもポジティブに捉えますと、短所は、文字通りの短所ではなくなり、今後、お子様が成長していくうえでの改善点であり、何らかのポテンシャル(可能性)になります。

きっとお客様にとって、難しいことではないと思います。
なぜなら、普段の子育て・教育で、我が子の良い部分に目を向け、伸ばしてあげようとしていらっしゃるからです。

そのうえで、あとは(これが難しいのですが)、表現を考慮して文章をお作りいただくと、優れた「我が子の短所」ができあがります。

例文を挙げてみます。

我が子の短所は、強いて挙げれば、落ち着きがないところです。とりわけ、兄弟で遊んでいるときや近所の同年代の子たちと遊んでいるとき、「ワー」っと走り回って、一か所にとどまっていようとしません。しかし、私どもとしては何らの杞憂もなく、我が子はこの一瞬、この楽しい時間を目いっぱい感じようとしており、それは落ち着きのなさというよりも、子供の特権たる「楽しめる心」を全力で使っているようにも感じます。
私どもは、この「楽しめる心」は今後もしっかり持ち続けてほしいと思いますし、同時に、椅子に長い時間座っていられるなど、メリハリをつける練習をしていく必要があると考えています。

 
 
どうでしょう、短所のことを言っているのですが、我が子の「落ち着きがない」をとても好意的に捉え、否定しない内容になっています。

表現の仕方が重要ですので、難しいかもしれませんが、同じ短所を言うにも、捉え方と言い方で全然違ってくるということを押さえておいていただきたいと思います。

 
 
表現の仕方には、技術とコツが必要です。
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